Last Updated on 2021-05-16 by ねおまさ

生命保険会社で働くシリーズとして私の経験を参考の1つとして頂ければと思います。務める会社や人事の判断によって初任地からキャリアは異なりますので、あくまで私の一例から、生命保険会社の総合職の仕事を参考として掴んで頂ければ幸いです。
札幌編はこちらから
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苦手ながらも、ようやく仕事が慣れてきたところで上司から個室に呼び出され、内示がありました。次の場所は「名古屋」でした。正直今度は関東に戻れると思っていたので、またもや、
ねおまさ:ʅ(◞‿◟)ʃ ←きっとこんな表情をしていたと思います(笑)。
住み慣れた札幌を後にするのは寂しくもありましたが、切り替えて次の住む場所を探しはじめました。
目次
名古屋という土地

名古屋にはなんと、5年住みました。20代という貴重なゴールデンタイムを捧げた場所です。右葉曲折ありましたが楽しい名古屋ライフでした。5年住んでみて感じた名古屋の良いところ、イマイチなところを整理しました。
- ちょうど良い都会感→ほぼ1エリア(栄エリア)に集中しているので、買い物などめっちゃ楽です。
- 熱田神宮→電車でアクセスが良いのに自然豊かな癒しスポットです。月に1回参拝していました。近くにある蓬莱軒のひつまぶしが美味しいです。
- 大須の商店街→よく秋葉原と原宿を混ぜた商店街と言われています。規模が広く、見応えもありますし、色んな人がいて面白い場所です。
- 家賃、物価はまあまあ高い→東京と比べると安いけど…安いとは言えない。
- 日本三大 ○ス→ネットで調べてみてください。
- 車の運転荒い人が多め→名古屋走りと呼ばれるほど荒めです。慣れると別にといった感じですが。
- 食文化が独特→あんかけパスタ、赤味噌、味噌煮込みうどんなどパンチの効いたメニューで慣れると中毒性がありますが、何回か食べないと美味いと感じることはありませんでした。

名古屋に住むなら圧倒的に中区がおすすめ【特に独身】

名古屋は中心部ほど便利です。錦(名古屋で一番の繁華街)で飲んでも終電を気にせず帰れますし、最高に便利です。ちなみに私は大須エリアに住んでいました。
上記の「良いところ」でも書いた通り、巨大なおもしろ商店街です。AKBを模したアイドルが活動していたりもして、かなり活気があります。
- 栄エリア→ここに住んでおけば間違い無し。名古屋駅も電車ですぐで利便性最強です。
- 今池・池下エリア→中心からは離れますが、ディープな魅力があります。美味しいお店が集まっています。
- 大須エリア→何を買うにしても楽しく買い物できます。食事、洋服、デジタル機器、アニメ…たくさん詰まりすぎて面白いです。
- 金山→名古屋、栄に次ぐターミナル駅です。駅周辺はお店も集中していて住むには申し分無しです。
名古屋での勤務内容

- 支社のスタッフ(半年)→管下に営業所という組織があり、営業所ごとに毎月達成すべき予算があり、その数値に対する分析や数字が出る施策を打ったりするのが支社。スタッフの役割は雑用を含めて多岐に亘ります。
- 営業所の主任(1年半)→営業所の所長と営業社員の中間のポジション。将来の所長として営業社員との関わりやどうやって数字を作っていくのかを学びます。(結果的に所長にはなりま戦でした)
- 本部のスタッフ(3年)→上記で支社の管下は営業所と書きましたが、支社の集合体は本部です。そこでは、支社スタッフと同様の業務内容ですが、より規模が大きくなった分、業務の幅や量が格段に増えました。
この5年は今までの社会人人生の中でかなり働いた方かもしれません。生命保険会社は「労働量の割に収入が良いという」という話をしましたが、部署によっては激務なこともあるので参考にしてください。
過保護から一転、放置プレイの支社スタッフ時代

- 支社管内の業績の集計
- 会議の準備(資料の作成、当日の司会)
- 報告業務の取りまとめ(主に業績)
- 新人営業社員の研修
- 社内キャンペーンの企画/運営(旅行・食事会)
- 部署内の飲み会のセッティング(社内接待)
- 支社長のお世話(たまに車で送迎など)
- 同世代はいない
- 40〜50代の部長が4名、支社長という構成(一気に上司5名に増えるという衝撃)
部署内の空気は数字が良くても悪くても割とピリピリしていました。仕事はたくさんあるし、幅も広いしで結構大変でしたが、残業も多く収入は悪くありませんでした。
しかし、最初からここまで仕事があったわけではなく、この時に社会人として主体的に仕事を取りに行くことを学んだ気がします。なぜなら当初、着任するも仕事がなかったからです。最初の1ヶ月間はマジで暇でした。
その理由は、私が今まで担当していた事務は数字など全く関係なく、毎日書類の点検ばかりしていましたが、支社は数字の世界で全く価値観も違い、しかも札幌からの転勤だったため土地勘もなく「役立たず」からのスタートでした。
とはいえ、暇なのも辛いので、働く上で自分の居場所を作らねばということで色々工夫しました。
- 流れてくるメールを見て、ひたすら業務と空気感を知る→メールだけでもその部署の考えや空気感が掴めたりします(メールも人が打っているものなので)。
- エクセルをひたすら独学→事務時代とは異なり、毎日色んな種類のエクセルが届き、そこには細かい業績がまとまった資料がまとまっていました。それを自分も集計できるようになれば価値が上がると思い、自腹で本を買ってスキルを磨いていました。
- 雑用を引きつけまくる→ちょっとしたコピーや買い出しも率先してやりました。
次第に「言われたことは引き受ける素直なヤツ」と思われてからは色々と仕事が降ってくるようになりました。そして最終的には冒頭の内容で仕事をこなしていました。
(平均)8時出社、21時退社
(土日)2週に1回はどっちか出社
(残業代)ほぼ全て付けていたので結構いい感じでした。
(一番激務になる時)
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締め切りからの会議の準備がマジで大変でした。その日だけは忙しすぎて夜までご飯食べられません…。1日の流れはこんな具合です。
- 23時→月末に締切日がきて、最終的に実績が確定。そこから翌日朝一の締切後の会議資料を作成し始めます。支社長からざっくりとした内容の指示が飛び、50ページほどある資料を作成し始めます。PCがポンコツなのでエクセルもPPTも中々動きません。
- 2時→資料の素案が完成し、いったん帰宅し仮眠。
- 5時→再び出社し、会議資料の仕上げ
- 7時半→部長が出社し、資料に目を通してもらう(適宜修正)
- 8時→支社長と資料のチェック&会議のプレミーティング 8時半→営業所に会議資料をメールで流す
- 9時〜10時半→会議
- 10時半→管理職用の会議資料を作成開始(前月の課題と今月の目標に向けて)
- 11時半→部長&支社長チェック
- 12時→ダメ出し部分をひたすら修正
- 12時45分→資料完成、鬼スピードでコピー
- 13時→管理職会議スタート
- 17時→会議終了 (ここでようやく休憩できる)
今考えるとよくこなせたなと思います。ずっとは嫌ですが、激務な部署にいると、業務スピードが上がると思います。あと、社会人としてタフになりますね(笑)。
激務の絶頂、主任時代

ようやく慣れてきたタイミングで主任を言い渡されました。
主任とは大きな営業所、つまりたくさんの営業社員がいる部署に中間管理職的ポストとして所長の補佐をする役目です。主任になるにあたり1ヶ月研修を受けたのち、着任しました。
部署異動はしましたが、上記支社と同フロアのため、職場は変わりませんでした。
- 毎日の営業社員の申し込み実績の取りまとめ
- 朝礼の準備
- 営業社員との打ち合わせ(見込み数字の確認)
- お客様の苦情対応(電話や訪問)
- ヘッドハンティングの電話
- 各種会議への参加
- 営業社員との同行
- 営業社員の悩み相談
- 所長、営業社員、私で45名ほどの組織
- 平均年齢は40代後半、同年代は数名(寂しい)
- 朝礼が終わると書類の作り方、商品の内容、お客様からの問い合わせなど、かなりバタバタする日常
(平均)7時半出社、21時退社
(土日)毎週はどっちかは出社
(残業代)ほぼ全て付けていたので結構いい感じでした。
(一番激務になる時)職場が全く変わらなかったため、支社の仕事も兼務していたので、一番の激務時は上記の通りです。
主任時代は正直色々ありました。40名を超えると仲が悪い人同士もいるし、その間に入ってとり持つこともありました。体力的によくこなせたなと思いましたが、何だかんだで終わってみれば楽しかったですね。営業社員からの紹介で名古屋で友達もできましたし。
がむしゃらに働いた本部スタッフ

会社の組織が大きく変更となるタイミングで、新しく立ち上がった本部に異動となりました。異動といってもまた名古屋市内です。
- 業績集計、分析
- 会議資料の準備
- キャンペーンの企画、運営(旅行、食事会)
- 本部長野お世話(送迎、経費の処理、その為諸々)
- 採用書類の申請(保険会社は毎月営業社員が入社します)
- 支社長、所長からの電話対応
- 各種行事の運営(入社式、会議、研修など)
本部は、支社と管轄する組織なので、支社スタッフの規模拡大版といった感じです。規模が大きくなると仕事相手が増え、仕事の幅も広がり最初は訳も分からず業務をこなしていました。
- 本部長と私を含む本部スタッフ
- その管下に、10個支社があり、10支社の中にそれぞれ10ずつ営業所(合計100営業所)があるという組織
(平均)8時出社〜24時退社
(土日)毎週はどっちかは出社
(残業代)流石に削っていました
社内の組織や考えがガラッと変わったタイミングと異動が重なり、毎日分からないことだらけの中で仕事していたので連日連夜でした。この期間でエクセルのスキルはだいぶ磨かれましたし、旅行や食事の企画をやりまくったので、旅行会社へ転職できるんじゃないかってぐらい成長できた気がします(笑)。
ついに異動、東京へ

本部のスタッフを3年、名古屋で生活を始めて5年が経ったタイミングで、内示があり、ついに東京、本社に異動となりました。
札幌もそうですが、1年以上住んでいると愛着もあり、去るのは寂しかったですが、新しい環境へのワクワクもあり、東京での新居探しからまたスタートしました。
東京編へ続く
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