Last Updated on 2020-01-26 by ねおまさ
今回の記事は、こんな方向けに書いてみました。
・定期保険って何?
・掛け捨てって入る意味あるの?損するだけなのでは?
生命保険の基本3種の1つである「定期保険」にフォーカスをして
解説していきたいと思います。
生命保険そのものが必要かどうかについては、こちらの記事でお話しています。
生命保険は必要か?|本社のベテラン総合職の私がフラットに解説します
軽く自己紹介をしておくと、
私は生命保険会社に総合職として10年以上勤めています。
営業職ではなく、内勤職であるため、
意見が偏ることなく、フラットにお伝え出来るかと思います。
この記事を読むことで、定期保険の
・仕組み(メリット、デメリット)
・種類
・入ったほうが良いのかどうか
を理解することが出来ます。
定期保険とは?|分かりやすく解説(メリットとデメリット)
定期保険とは、期間が定まっている保険で、
いわゆる掛け捨てと言われている保険です。
定期保険の特徴を一言で表すと
「一定期間、一定の額、掛け捨てで保障する代わりに安い」
といった商品です。
メリットとデメリットも非常にシンプルで、
メリット・・・保障額(保険金額)に対して、掛け金が安い
デメリット・・・期間中に解約しても解約(返戻)金がほとんどなく、
保障期間が終わった時点で0円
生命保険が開発された初期から存在する「保険OF保険」な存在です。
定期保険の種類|覚えて欲しいのはたった2タイプ

定期保険は、平準(へいじゅん)タイプと収入保障タイプの2つあり、
この2種類を覚えておくべし。
生命保険は家の次に高い買い物、知っておいて損はありません。
【平準タイプ】
期間中の保険金と保険料が変わらないタイプ。
四角い保険と覚えてください。
【収入保障タイプ】
期間中の保険金額が年々下がっていくタイプ。
三角の保険と覚えてください。
また、保険金の受け取り方にも違いがあり、
【平準タイプ】
一括で受け取ることを前提に加入します。
【収入保障タイプ】
月額で受け取ることを前提に加入します。
この違いは加入目的で考えると分かりやすいかもしれません。
【平準タイプ】
万が一があった時に、一括でいくら必要か。
例:お葬式代
【収入保障タイプ】
普段の生活費を基準に、どのくらい必要か(金額×期間)。
例:30万円×20年

上記の通りですが、掛け金は平準タイプより
収入保障タイプの方が安い保険となります。
他にも、一括で受け取るタイプには
保険金がだんだん増えていく「逓増定期保険」、
逆に減っていく「逓減定期保険」などがありますが、
結論通り、最初に説明した2種類をおさえておけば問題ありません。
今まで定期保険について語ってきたわけですが、
一方でこんな風に思う方もいるかもしれません。
・配偶者が働けばOK
・実家に住めば家賃タダ
・両親に頼ればOK
・再婚すればOK
これは実際私が営業に出たときに言われたことでもあります。
再婚すればOKはちょっとビックリしちゃいましたが・・・笑
これはその家庭ごとのケースによりけりなので一概に言えないですが、
一つ言えるのは、
話し合えるうちに「ちゃんと決めておくこと」が大切だったりします。
例えば実家に移り住むとしても、
お子さんの転校などに影響し、その後の交友関係にも影響します。
定期保険に加入する必要はあるか?|掛け金で比較してみました
結論から言うと、働き盛りの方は加入しておいたほうが良いと思います。
働き盛りの方とは、
・20代~40代の社会人
・自立前のお子さんがいらっしゃる方
何故かというと
責任が重く、万が一が起きた後に必要な金額が大きいからです。
それを定期保険以外の終身保険や養老保険で準備するには
掛け金が高くなり過ぎてしまうからです。
どれくらい違うかといいますと、定期保険と終身保険で比べてみました。
例:30歳男性|保険金額1,000万円
定期保険
(保険期間は最長の80歳まで、掛け金の支払いも80歳まで)
月額3,783円終身保険(保険期間は一生涯)
(掛け金を亡くなるまでにした場合)月額12,710円
(掛け金を定年の65歳までにした場合)月額18,740円
結構な差になりますよね。
なので、私の結論は定期保険にもバランス良く加入し、将来に備えるべし。
最後にもういちど定期保険についてまとめると、この3点です。
・定期保険の特徴は、掛け金は安いが掛け捨てである
・定期保険の中でも「平準(へいじゅん)」と
「収入保障」の2タイプに分かれ、収入保障タイプの方が掛け金が安い
・定期保険は働き盛りの方には必要
定期保険は確かに掛け捨てで損をするように感じますが、
それを補うコスト面でのメリットがあります。
バランスよく加入していきましょう。
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