無保険状態の人生の過ごし方を真剣に考えてみた【運要素ありの人生です】

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生命保険ってみんな入っているけど今すぐ死ぬわけでもないし、必要ありますか?無くても生きていけると思います…

 

こういった疑問に答えていきます。

 

本記事の内容

  • 生命保険は何のために入るのか?
  • 人生のリスク対策|死亡
  • 人生のリスク対策|病気、けが
  • 人生のリスク対策|高度障害
  • 人生のリスク対策|老後

 

本記事の信頼性
  • 生命保険会社に内勤として10年以上勤務
  • 事務部門の経験から契約上の知識あり
  • 生命保険協会認定FP

今回は「無保険状態で人生のリスクにどれだけ対応できるのか?生命保険は本当に必要なのか?」についてお答えしていきます。

 

無保険状態とは = 生命保険に加入していない状態のこと

 

いつかは加入しないといけないと考えている生命保険を、いっそ「全く加入しなかったら」どうなのかを真剣に考えてみました。この記事で一緒に「生命保険は必要なのか」「国の制度でどこまで対応できるか」をみていきましょう。

 

それでは早速解説していきます。

 

生命保険は何のために入るのか?

生命保険は何のために入るのか

最初に「生命保険は何のために入るのか」を考えていきましょう。

 

生命保険に入る目的 = 人生のリスクヘッジ

 

これに尽きると思います。では、人生のリスクとは何でしょうか?

 

人生のリスク = (突発的な)経済的問題

 

要はお金の問題ですね。この問題が起きる要因は、一般的にこの4つだと言われています。

 

  • 死亡→葬式代、その後必要となる資金
  • 病気、けが→入院や手術による費用
  • 高度障害→高度障害状態で過ごしていくための資金
  • 老後→生活資金、自分の介護費用など

 

 

結論からいくと「生命保険無しでもなんとかなる。しかし高度障害になった時の費用は膨大。その時は親や親戚頼るしかない」と言えます。

 

その理由ををこれから説明します。

 

人生のリスク対策|死亡

人生のリスク対策|死亡

まずは死亡から考えていきましょう。

 

  • あなたが今死んだら、どんなお金の問題が発生しますか?
  • そして将来何のお金が必要になりますか?

 

 

これらについて主にどんなお金が必要か、どう対応すべきかまとめました。

必要な費用

  • お葬式代→約200万円
  • 遺族の生活費→【子無し】元の生活費の50%、【子有り】元の生活費の70%が必要と言われています
  • 子供の教育費→1人につき最低1,000万

※既婚者は稼ぎ頭である旦那さんが死んだと仮定します(生前の生活費は30万円で設定)/※子供は1名分で計算/※年代は全パターン30代を想定

お葬式<約200万円>

貯金もしくは、会社によっては弔慰金制度がありますので確認してみてください。

弔慰金制度とは:社員が死んだ時に会社から遺族に支給されるお金で会社の福利厚生

 

遺族の生活資金<子無し 月17.5万円、子有り 月24.5万円>

独身は関係ないので飛ばしますね。

 

この17.5万円(50%)と24.5万円(70%)は、生活費35万円/月【ボーナス含めた平均】で生活していた家族を例に計算した金額です。この家族の大黒柱である夫が死んだあと、どう過ごしていったら良いかについて考えていきましょう。

 

まず、国の制度でお金が支給されます。これを「遺族年金」と呼びます。遺族に支払われる年金という意味なので、覚えやすいですね。

35万円の例で遺族年金がいくら支給されるかみていきましょう。

  • 既婚(子無し)→約56万円/年(月額 約4.7万円)
  • 既婚(子有り)→約157万円/年(月額 約13.1万円) ※子供が18歳になったら子無しと同じ額になります

どっちも働かないと暮らしていけないですね。

 

実現可能な解決策は2つです。

  • 実家に戻って働いてもらう→住居にかかるお金が勿体無いですし、子供がいる場合は親の協力は必須のため
  • 再婚する(こんなこと言ったら怒られるかもしれませんが…)

 

 

遺族年金についてもっと詳しく知りたいという方は、オリックス生命のホームページが分かりやすかったので見てみてください。

 

教育資金<約1,000万円>

子供1人くらいならシングルマザーでも頑張れば何とかなりますが、大学については4年間の学費、一人暮らしに伴う仕送りなど相当な負担がかかると言われています。そのため、お子さんには奨学金を借りてもらえばOKです。

 

人生のリスク対策|病気、けが

人生のリスク対策|病気、けが

結論から言うと、病気やけがに対する国の保障はかなり手厚いため、医療保険は入らなくても大丈夫です。

 

詳しくはこの記事で解説していますので、合わせてご確認ください

↓↓

オススメの医療保険の入り方【これで失敗しません】

2020-03-10

 

ただし、重い病気で長期入院したり、自己負担で受ける先進医療を活用した場合は思わぬ高額な出費が発生しますので、医療保険に入らないのであればきちんと貯金しておいてください。

 

人生のリスク対策|高度障害

人生のリスク対策|高度障害

めったになることはありませんが、これが一番お金が掛かります。なぜなら今の生活がガラッと変わるので、そのライフスタイルにあわせるのにかなりの金額が掛かるからです。そもそも高度障害ってどんな状態なのかを一緒にみていきましょう。

  • 両眼の視力視力を全く永遠に失ったもの
  • 言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの
  • 中枢神経系、精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
  • 両上肢とも手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
  • 両下肢とも足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
  • 1上肢とも手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったか、またはその用を全く永久に失ったもの
  • 1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの

難しく書かれていますがパッと見「今までの日常は送れないな」って感じです。

 

ですので、以下のような費用が発生し、かなりの金額が掛かることが分かると思います。

  • 日常生活に慣れるまでのリハビリ→通院費や治療代
  • 歩けないなら車椅子代や住環境の整備→車に乗るなら車椅子用、家はバリアフリーが必須
  • 介護費用→自分1人で生活できなかったらヘルパーを雇ったりします

 

 

因みに高度障害になる確率は「0.02%」(高度障害の請求数から算出)と結構なレアケースです。「なんだ、そんなの自分がなるわけないじゃん」と思われたかもしれません。しかし、なってしまったら貯金だけでは賄えないですし、国の制度で「障害年金」が出るようになっていますが全く足りません。生命保険に入らないのであれば、ここは「運要素」強めであることは覚えておきましょう。

 

人生のリスク対策|老後

人生のリスク対策|老後

これは頑張って貯金しましょう。投資をしながら資産を増やしいくなども必要かもしれません。また、一番頼りになるのは「退職金」でしょうか。お勤めの会社でいくらもらえるか調べておいて損はないですね。年金の支給開始が65歳なので、60歳が定年だとしたら少なくとも5年分の生活費は確保しておく必要があります。

 

月35万円×12ヶ月×5年=2,100万円

 

月の生活費を35万円だとすると上記の通りです。ご自身の収入に合わせて計算してみてください。

 

まとめ

まとめ

今回は「生命保険に加入せずに人生のリスクにどう対応するか」というテーマで解説してみました。最後に今までの流れをまとめます。

 

人生のリスクと生命保険無しでの対策
  • 死亡→最低限貯金しておこう(独身は葬式代、既婚者は遺族の生活資金が必要。奥さんには実家に戻り働いてもらう必要がある)
  • 病気、けが→準備しなくてOK(国の保障が手厚いので問題なし)
  • 高度障害→準備しなくてもOK、でも…(なる確率0.02%。ならないとは思うが、なったらお金が絶望的に必要)
  • 老後→貯金、投資、退職金でカバー(国の年金に期待しつつ、支給開始までの5年分の生活費の確保が必要)

 

人生の4つのリスクに対して、生命保険無しでも最低限準備しておけば何とか乗り切れるというお話でした。ただし運の要素も秘めているので「もしかしたら」があるのでと少し怖いと感じましたが、あなたはどう思われましたか?今回は以上です

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外資系の生命保険会社に総合職として務める30代会社員です。 「生命保険|読書|タイ旅行(主にひとり旅)|ブログ」が好きなアラサーサラリーマンです。 たまに転勤がありつつ、仕事に忙殺されながらも自由に発信できるブログが好きで生命保険ネタを中心に発信しています。 「中立の立場から役立つ情報」をモットーに書いています。