
こういった疑問に答えていきます。
- 刺青やタトゥーがある場合の生命保険に加入する方法
- 生命保険契約上でなぜ刺青やタトゥーが嫌厭されているのか
- 告知、健康診断で刺青とタトゥーを隠してはいけない【後々ばれると大変です】
- 生命保険会社に内勤として10年以上勤務
- 事務部門の経験から契約上の知識あり
- 生命保険協会認定FP
今回は刺青とタトゥーをしている方向けに、生命保険への加入についてはお話していきます。もしかしたらこの記事を見ている方の中にはすでに申し込みをして断られ、加入を諦めている方もいるかもしれません。しかし、そんな方に対しても解決策を準備しました。
それでは早速解説していきます。
目次
刺青やタトゥーがある場合の生命保険に加入する方法

タイトルや冒頭にも書きましたが、基本生命保険会社の風当たりはキツいです。そのため、ほとんどの会社からは加入を断られるはずです。しかし、会社によっては生命保険の加入基準が異なり、審査基準が緩いところもあります。
各生命保険会社の判定一覧
- 完全に加入NG
- 条件付きで加入OK (例:掛け金が割高になったり、保険金額が減らされた状態で契約)
- 事前申請の結果、条件無しで加入OK (内容によってはNGもある)
ちなみに私の会社は「事前に申請した内容で承認を貰えれば加入可能」です。ケースによって②と③のどちらかという感じですね。では「その会社をどう探したらいいか」と「加入できる可能性のある条件」を解説していきます。
- 加入を検討してくれる生命保険会社を探す→実にアナログですが、有効な方法です。
- 加入できる可能性のある条件→反社会的勢力との関係がなく、大きさが小さいこと。

加入を検討してくれる生命保険会社を探す
「こんなのどうやってやるんだよ」って思われた方も多いと思います。おすすめの方法は2つあります。
- 生命保険会社にメール→ホームページにあるお問い合わせ欄からメールで質問(2社目からはコピペでいけるから楽です)
- 代理店に相談に行く→街中にある「ほけんの窓口」などが代理店です。代理店だと複数の生命保険会社の商品を扱っているので、担当者経由で各社に聞いてくれます。
暇つぶしや興味本位ではなく、本気で加入を検討しているという意思表示をすること大切です。それが伝われば、相手も売上に繋がると考えて真剣に動いてくれます。
刺青やタトゥーは大きさが重要【小さくてワンポイントだと尚良し】
検討してくれる会社が見つかったら今度はあなたのケースで加入できるのかどうかを判断してもらう必要があります。生命保険会社経由あれば、加入を検討していることを話すと営業マンが来てヒアリングの上で結果が出ます。代理店であれば上記で説明した通りです。判定上見られるのはこの3つです。
- 反社会的勢力との関係性が無いか
- どのくらいの大きさなのか
- 何箇所あるのか
①は必須条件です。関係性があった場合は刺青、タトゥーがあっても加入不可です。法律上企業として関わることを禁止されていますし、どの生命保険会社も「反社会的勢力の対応に関する基本方針」を策定していて、はっきりNGと意思表示しています。
②③は肝炎などの感染症や合併症の危険性を鑑みて、どのくらいの大きさで何箇所あるのかを見られます。数が少なくて小さい程リスクは低いとみなされるので「数の少なさ × 面積の小ささ」で加入の可能性は高くなります。
生命保険契約上、なぜ刺青やタトゥーが嫌厭されるのか

理由は2つあります。
- 反社会的勢力の関係者である可能性がある
- 病気のリスクがある(肝炎などの感染症や合併症)
今はファッションタトゥーをする方が増えたり、衛生面の改善など時代は変わっていますが、生命保険会社は他のお客様との公平性の観点からリスクを負えない立場にあります。
告知、健康診断で刺青とタトゥーを隠してはいけない【後々バレると大変です】

ここまで聞いて「言わなきゃバレないんじゃないか」と思う方もいるかもしれないのでお話しておきます。生命保険に加入する時に、告知や健康診断をはじめとした健康や身体上に問題ないかを確認するプロセスがあります。この場面でもし、刺青やタトゥーについて聞かれたら正直に答えましょう。
いざ支払いの時になって嘘が判明したら、最悪のケースだと保険金や給付金が支払われません。あなたにデメリットしかありませんのでご注意ください。
まとめ|刺青やタトゥーがあっても生命保険に加入できる可能性はある

最後におさらいとして、今までの内容をまとめます。
刺青やタトゥーが入っている方の生命保険に加入するプロセス |
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生命保険に加入できる可能性の条件2つ |
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生命保険に入ろうか迷っているという方は、まずは検討してくれる会社を知っておくだけでも安心かもしれません。あなたはどう思われましたか。今回は以上です、また次回お会いしましょう。