【必読】生命保険に入っていて困ったときの便利な手続き集

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生命保険には名義変更や住所変更、払方変更などの様々な手続きがあり、生命保険に加入している方であれば手続きをされた経験がある方もいらっしゃるかと思います。これらに共通するのは、情報の更新ですが、この情報変更以外にもたくさんの手続きがあります。しかも知っておくと結構役に立つ手続きもたくさんあります。

そこで今回は「加入者必読!知ってて役立つ生命保険手続き集」について解説していきたいと思います。

この記事はこんな方向けに書きました。

* 生命保険に加入してある程度年数の経っている方
* 生命保険の知識をもっと深めたいと思っている方

私は現在も生命保険会社の内勤職と働いています。
一時期は、お客様からの書類を点検し、手続きを進める業務をしていた時期もありましたが、これから紹介する手続きに関する書類を目にすることは中々ありませんでした。

何でだろうと思っていた時期もありましたが、答えは簡単で「担当者から教えてもらっていない」んですよね。いい担当についてもらっている方であれば「こんな時どうしたら良い?」と質問するだけで、色々教えてくれますが、そんな担当者ってあまりいないのが現実です。だからこそ、私の記事を通じて生命保険の知識を深めていってもらえると嬉しいです!分かりやすく説明できるよう、頑張って書きますね。

ちなみに「良い担当者」についての記事はこちらに書いていますので、ぜひ読んでみてください。
生命保険加入のオススメの方法とは|比較しながら解説【結論は保険会社からの加入】

前半は知っていて役立つ手続き集について、
後半はいざという時に本当に役立つ「生命保険金の前払い」手続きについて解説していきます。

この記事を読むことで、選択肢が必ず選択肢が広がります。
具体的には以下の通りです。

* 生命保険における便利な手続きを知ることで、困った時に様々な選択肢を取ることができる
* 見直しの時に「解約」以外の選択ができる

この記事の担保ですが、生命保険会社に内勤として10年以上勤める私が、保険会社の立場・営業マンの立場・みなさん(客側)の立場の中間としてフラットに解説していきたいと思います。

解約返戻金を活用!①掛け金を払う必要なし!払済保険と延長定期保険について

生命保険の手続きには、溜まっている解約返戻金を元手に、新しい生命保険を一括購入できる仕組みです。購入できる保険が2種類あり、「払済保険」と「延長定期保険」となります。

この2つに共通するメリットは以下となります。

①一括購入なので、今後掛け金を払う必要がなくなる
上記の通り、溜まっている解約返戻金を元手にするので、手続き完了後は掛け金(保険料)を払う必要はありませんので、家計に優しいですね!②手続きの際、健康状態を問われることが無い
通常、生命保険は新しい契約に加入する際は健康上の「告知」が必要となり、健康上難ありと判断された場合、最悪生命保険への加入を保険会社から断られることもよくあります。そんな中、この2つにいては加入内容が変わるにも関わらず、告知の必要がありませんので、安心して手続きすることができます。

これらについて以下で解説しますので、ご確認ください。

払済保険 延長定期保険
内容 溜まっている解約返戻金を元手に「保険期間」が同じ状態の生命保険に変更する手続きのことです。 溜まっている解約返戻金を元手に「保険金額」が同じ状態の生命保険に変更する手続きのことです。
手続きのデメリット 保険期間は一緒ですが、保険金額は下がります。
例えば、保険金額1,000万円の終身保険が、保険期間は変わらずに保険金額が500万円になる、といった具合です。
保険金額は一緒ですが、保険期間は短くなります。
例えば、保険金額1,000万円の終身保険が、保険金額(1,000万円)は変わらずに保険期間が短くなる、といった具合です。
補足 解約返戻金とは?
保険契約者が自ら契約を解約した際に、保険契約者に対して払い戻されるお金のことです。主に、終身保険や養老保険で払い戻されます。注意して欲しいのは、解約返戻金は貯金とは違い、必ずしもそれまで払い込んだ保険料の全てが戻ってくるとは限りません。加入から解約までの年数が短ければ少ししか戻ってきませんし、年数が経過すればするほど解約返戻金は増え、保険商品によっては、払い込んだ保険料の累計を上回ることもあります。

これら2つの手続きをするためには「解約返戻金」が貯まる商品にある程度の期間加入しているという条件が必要となります。掛け捨ての商品である「定期保険」だと、そもそも解約返戻金が貯まらないことがほとんどです。また、解約返戻金は上記の通り、徐々に積み重なっていくものです。手続きを検討する際は、まずは加入内容と期間を確認してからにしましょう。

<参考記事>
生命保険は必要か?|本社のベテラン総合職の私がフラットに解説します
定期保険のメリットとは?|定期保険の種類や役割を徹底解説

解約返戻金を活用!②保険会社からお金を借りれる?契約者貸付制度について

解約返戻金の範囲内で、保険会社からお金を借りることができる制度のことです。各社ルールは異なりますが、通常、解約返戻金額の70~90%の範囲内で借りることができます。注意点は、借りたお金には当然利子がつく訳でして、この手続きも例に漏れず「利子」はあります。だいたいは契約した生命保険の予定利率に1~2%を上乗せした程度に設定されていることがい多いような気がします。2.5%~3%ほどとなっています。

ちなみに消費者金融の「アコム」の金利は「3%〜18%」です。
保険会社の契約者貸付の利率は割と良心的かもしれません。

https://www.acom.co.jp/return/rate/

アコム ホームページより

しかもこの手続き、返済しなかった場合、どうなると思いますか?はい、当然利子があるので、残債は増えていきます。ですが、最後、被保険者がお亡くなりになった場合は死亡保険金と相殺され、貸付金を返済をする必要はありません。ぜひ覚えておいてくださいね。

解約せずに済む!保険金額を減らすことで掛け金(保険料)を抑えることができます!

生命保険に加入していると、家庭の収支や収入状況の変化で加入している契約の継続が難しくなる時期もあると思います。その時に解約以外の選択肢があることを覚えておいてもらいたくて「減額」の手続きを紹介します。

この手続きは割とポピュラーなので、耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

減額とは、保険金額を減らすことで、その分の掛け金(保険料)を安くする手続きです。この手続きの良いところは、一度だけでなく複数回行うことができます。また、減額は「加入していた生命保険の一部を解約する」と言う扱いになるので、解約返戻金がある場合は支払われることもあります。注意点は、商品によって減額後の最低保険金額が決まっているので、どこまでも下げられる訳ではありません。

支払いが厳しいけど、良い契約内容なので解約したくないと言う場合や、お子さんの自立などで、加入時の保険金額ほど必要なくなった場合などは減額を検討してみてはいかがでしょうか?

保険金の前借り?リビングニーズ特約について

前半は知っていて役立つ手続き「払済保険」「延長定期保険」「契約者貸付」「減額」について紹介してきました。これらは生命保険を継続していく上で役に立つ手続きでしたが、これから紹介する「リビングニーズ」はある意味、被保険者の人生に大きく役立つ内容となります。どの保険でも手続き可能なものとなっていますが、イマイチ認知度が低く、勿体ないと思っていたので、ぜひ覚えていってもらえると嬉しいです。

リビングニーズとは、被保険者が余命6ヶ月以内と診断されたとき、生存中に被保険者が死亡保険金の一部を前払で受け取れる特約です。
死亡保険金などは本来保険金受取人に支払われますが、リビング・ニーズ特約を付加することにより、被保険者自身が死亡保険金などの一部をリビング・ニーズ保険金として利用できるようになります。
これを活用することで、被保険者の成し遂げたかった夢や、さらなる治療に充てる資金として、被保険者の人生の幅や選択肢を広げることにつながります。

お客様によっては使い道は無限に広がります。

・西洋医学以外の治療も増やして、病気と闘う
・家族と旅行に行く
・生活費に充てる
などなど…

生命保険は本当に困った時に助けてくれる制度になっていますが、
大切なのは「みなさんが知っているか」どうかだと思います。

まとめ

今までの手続きについて簡単にまとめます。

①解約返戻金を使った手続き
・払済保険:解約返戻金を使って一括で保険を購入できる手続き。保険期間は変わりませんが保険金額は減ります。
・延長定期保険:解約返戻金を使って一括で保険を購入できる手続き。商品は定期保険となり、保険金額は変わりませんが保険期間は短くなります。
・契約者貸付:解約返戻金70〜90%の範囲で保険会社からお金を借りられる制度。消費者金融より利率が低く、保険金との相殺も可能です。
②保険金の減額で掛け金(保険料)を下げることができる
③リビングニーズは余命6ヶ月以内と診断された場合、保険金額を前払いで受け取れる制度

生命保険は長く加入していると選択肢が広がり、契約者の事情に合わせた様々なサービスがあります。その裏には「生命保険を継続して欲しい」と言う保険会社からのメッセージでもあります。生命保険は国が用意している公的保障制度を補完するセーフティネットです。国がカバー仕切れていない部分を支える制度を「契約者たちがお金を出し合い、そのお金から困っている人にお金を渡す」橋渡しをする役目を担っています。

生命保険は、基本長く加入する前提で用意されている商品です。せっかく加入するのであれば、いい商品を長く継続できるよう、様々なサービスを利用していきましょう!

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外資系の生命保険会社に総合職として務める30代会社員です。 「生命保険|読書|タイ旅行(主にひとり旅)|ブログ」が好きなアラサーサラリーマンです。 たまに転勤がありつつ、仕事に忙殺されながらも自由に発信できるブログが好きで生命保険ネタを中心に発信しています。 「中立の立場から役立つ情報」をモットーに書いています。