保険料が払えない!どうすればいい?解約を含めた7つの方法を解説

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生命保険で悩む人
入った時は問題なかったけど、収入や減り固定費を減らしたいと考えています。生命保険は固定費の中で占める割合が大きく、なんとかしたいのですが…。

こういった疑問に答えていきます。

“本記事の内容”
  • 保険料(掛け金)を払えない場合にとる7つの方法
  • 全部の保険でできること【解約/見直し/減額】
  • 貯蓄性商品でのみできること【自動振替貸付/払い済み/延長定期/契約者貸付】
  • 減額と契約者貸付をオススメする理由を解説

本記事の信頼性

  • 生命保険会社に内勤として10年以上勤務
  • 営業部門と事務部門を両方経験している
  • 生命保険協会認定ファイナンシャルプランナーの資格保持

今回は「掛け金の支払いがキツくなった時に取るべき行動」について解説していきます。

入った時は問題なかったですが、様々な事情によって経済状況が変わることがあります。

例えば:残業が減って収入減/お子さんの教育資金が増えたため、生活費が減った、家や車など大きな買い物をしたから節約したいなど、色々あると思います。

また、今だとコロナの影響で働けなかったり、勤務時間の縮小による収入が減ってしまった方も多いのではないでしょうか。

この記事内容を理解することで、「あなたに合った方法で掛け金おさえる」ことができます。

5分で読むことができるので、ぜひ読んでみてください。

それでは早速解説していきます。

保険料(掛け金)を払えない場合にとる7つの方法

掛け金の支払いが厳しいなと思ったら、7つの方法があります。具体的に以下の手続きができます。

  1. 解約
  2. 見直し
  3. 減額
  4. 自動振替貸付
  5. 払い済み
  6. 延長定期
  7. 契約者貸付

私のオススメは「減額」「契約者貸付」です。手続きの解説とオススメする理由は後ほど説明します。

説明する前に注意点です。ご紹介した7つの手続きですが、全ての生命保険商品で行えるわけではありません。商品によって取れる選択肢が異なることを知っておいてください。

  • 全部の保険で手続き可能:①②③
  • 解約返戻金が貯まっていく貯蓄性タイプの保険で手続き可能:④⑤⑥⑦

④以降は加入している契約に、一定のプールされたお金(解約返戻金)がないとできないということです。ですので、貯蓄タイプの商品でも加入したばかりだと貯まりはありませんので、手続きできません。

この注意点を踏まえて、早速それぞれの手続きについて解説していきます。

全部の保険でできること【解約/見直し/減額】

全部の保険でできること【解約/見直し/減額】

まずは全部の保険で可能な「解約」「見直し」「減額」についてお話していきます。

解約

メリット デメリット

解約をすると掛け金の支払いがなくなるので、固定費を減らすことができる。
貯蓄タイプの商品であれば解約返戻金として、支払った掛け金に対する一定のプール額が戻ってくる可能性もある。

一度やめてしまうと、生命保険の効力がなくなる。

やめた後に「元に戻す」ことは出来ないので、慎重に手続きしていくださいね。

見直し

見直しには広い意味がありますが、当記事では「新しい商品に入り直すこと」を指しています。

メリット デメリット
最新の商品に入り直すことで、スペックの高い保障内容に乗り換えることができる。 同じ種類の商品に入り直す場合、掛け金が高くなる可能性がある。

手続きについて補足します。まずメリットからですが、商品スペックで特に影響があるのが医療保険です。医療分野は年々進化しており、それに合わせて保険の中身もどんどん変わっているので、時代に合わせた治療に対し、医療保険の給付金も受け取ることができます。

例えば、以前は1週間入院することも多かったこともあり、医療保険も入院時の支払い要件が「一週間以上の入院から」とされていました。ところが今だと「日帰り入院」で済んでしまうこともあり、昔の医療保険だと支払い要件を満たせず、保険会社に請求しても給付金を貰えません。見直しの結果、最新の医療保険に入り直すことで、時代に合った生命保険に加入することができるのはメリットの1つと言えます。

また、デメリットに関する注意点も補足しておきます。生命保険は加入する年齢が掛け金を決める重要な要素の1つです。そのため、入り直すときは、年齢に比例して掛け金も高くなることを認識した上で決めてください。また、同じ種類の保険で掛け金をおさえて加入し直したい場合は「掛け金を抑える場合は保障額を下げる」か、「支払い期間を長くするか」の2択であることを知っておいてください。

契約内容を見直す場合、担当者か保険会社に連絡することが多いと思いますが、第三者の意見が欲しい場合はこちらものぞいてみてください。

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減額

保障額を減らす手続きです。

死亡保障であれば、1,000万円の死亡保障→500万円に減額/入院であれば、1日に対し1万円→5千円に減額といった手続きをすることで、掛け金を減らすことができます。

メリット デメリット
保障の機能自体は残しつつ、掛け金と保障内容をバランスよく調整できます。「解約と見直し」の中間のようなイメージで手続きです。 解約と同様、一度手続きすると元に戻せないことがほとんどです。

貯蓄性商品でのみできること【自動振替貸付/払い済み/延長定期/契約者貸付】

貯蓄性商品でのみできること【自動振替貸付/払い済み/延長定期/契約者貸付】

これから説明するのは貯蓄性商品で、かつ解約返戻金がある程度貯まっている場合に限ります。

  • 主な対象商品:終身保険や養老保険
  • プールされる目安期間:少なくとも1年以上

自動振替貸付

掛け金の支払いが滞って一定期間を過ぎると、保険会社が自動的に掛け金を立て替えてくれる制度です。
資金源は、あなたが支払っている掛け金から保険会社が一定額プールしています。それが元手となります。

メリット デメリット
自動的に掛け金の支払いが継続されるので、固定費がなくなりつつ、契約が継続することができます。 建て替えられたお金は「借りている」ことになるので、利息が付きます。

自動振替貸付中に、もしあなたが亡くなってしまった場合は保険金額と相殺されますので、ご注意ください。生存中に返済できなかった場合は受け取るご遺族に迷惑がかかることを知っておいてくださいね。
また、自動振替貸付は永遠に適用されるわけではなく、上限があります。解約返戻金の範囲内で自動的に貸付が行われると思っておいてください。上限まで借り切ってしまった場合は契約は失効となり、契約の効力がなくなってしまいますのでご注意ください。

払い済み

貯まっている解約返戻金を元手に一括で買えるだけの保障を確保するという制度です。払い済み(はらいずみ)と呼びます。

例えば:終身保険1,000万円の契約を払い済みしようしたら、解約返戻金で200万円の終身保険を一括購入するという手続きができます。もちろん解約返戻金の多ければ300、400、500万円と一括購入できる金額が上がります。一括購入後した時点は掛け金の支払いは終了します。

メリット デメリット
保険料の支払いが無くなるだけでなく、保障を残すことができます。 保障額が減ってしまいます。加入時にその金額にしたのは、万が一のときに必要だったからだと思います。

手続きする前に必ず振り返って欲しいのは「保障額を本当に減らしていいのか?」「必要な金額だったから今の保障額にしたのでは?」
これらについて、自問自答してみると、月々の支払いに対して、継続する価値があるのかどうか整理できると思います。

延長定期

払い済みと同様、貯まっている解約返戻金を元手に一括で買えるだけの保障を確保するという制度です。

延長定期保険は、貯まっている解約金を元手に、保障額(保険金額)が同額の定期保険を一括購入する手続きです。払い済みと同様、一括購入後した時点は掛け金の支払いは終了します。

メリット デメリット
保険料の支払いが無くなるだけでなく、保障を残すことができます。 保障額に変更がない代わりに、保障期間が短くなります。

払い済みと延長定期の違い:どちらも解約返戻金を使って保険を一括購入するという手続きだが、内容に大きな差がある

  • 払い済み:保証期間に変更なし/保障額が下がる
  • 延長定期:保障額に変更なし/保障期間が短くなる

契約者貸付

契約者貸付は、貯まっている解約返戻金の範囲内で、保険会社からお金を借りることができる制度です。
(本来は責任準備金と範囲内なんですが、ほぼ同じ意味なので解約返戻金としています。補足として正確な情報を記載しておきます)

メリット デメリット

お金が必要になったときに、契約している生命保険を担保にお金を借りることができる。
自動振替貸付との違いは「お金」を借りれるので、使い道はあなたの自由。

建て替えられたお金は「借りている」ことになるので、利息が付きます。

借り入れなので、利息がつく一方で、上限に達しない限り、保険会社が取り立てを行うことはありません。そのため、少しだけ借りて、あとは「保険金支払い時に相殺」という選択肢をとることも可能です。

上限まで達したにも関わらず、返済できなかった場合は担保になっている生命保険が債券差し押さえとなり、その契約はあなたのものではなくなってしまいますので、ご注意ください。

減額と契約者貸付をオススメする理由を解説

減額と契約者貸付をオススメする理由を解説

かなりの情報量だったので、覚えきれない方も多いのではないかと思います。

そんな方に向けて、私がオススメする手続きを理由付きで解説しますので、迷ったらこちらから検討してみても良いと思います。

  • オススメ①「減額」
    他の手続きと違って、支払いがなくなる訳ではないのですが、予算に合わせて細かく刻めるので、保障はなるべく残したいけど支払いも減らしたい、という方にオススメです。私も減額はしたことありますが、月々の出費は1万円減らすだけでも生活に余裕が出ますので、まずは減額を検討してみてください。
  • オススメ②「契約者貸付」
    契約者貸付のいいところは「お金を受け取れる」ということです。他の手続きは掛け金を0にしたり、減らしたりという内容でしたが、契約者貸付は保険会社からお金を借りて、急な出費に対応することができます。ですので、短期的にお金が必要な場合は、解約や保障を減らすのではなく、保険会社会社からお金を借りるのも有効な手段です。契約者貸付には利息が付きますが、消費者金融よりも安く済みますし、返金せずに死亡保険金と相殺することも可能です。

 

まとめ:いかにやめずに工夫できるかがポイント

まとめ:いかにやめずに工夫できるかがポイント

今回は「もし掛け金が払えない場合の手続き」というテーマで解説してみました。最後に今までの流れをまとめます。

  • 掛け金が払えない場合は7つの選択肢がある
  • 選択肢は貯蓄性商品かどうかで選択肢の数が違う
  • オススメは減額と契約者貸付でなるべく契約内容を残す(せっかく続けてきたのにもったい無い)

ここまで、7つの方法があることを解説していきました。とはいえ、知識のある人に個別に相談したい、という方もいらっしゃると思います。その場合は「保険チャンネル」がおすすめです。

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今回は以上です。

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外資系の生命保険会社に総合職として務める30代会社員です。 「生命保険|読書|タイ旅行(主にひとり旅)|ブログ」が好きなアラサーサラリーマンです。 たまに転勤がありつつ、仕事に忙殺されながらも自由に発信できるブログが好きで生命保険ネタを中心に発信しています。 「中立の立場から役立つ情報」をモットーに書いています。