【書評】ANA のVIP担当者に代々伝わる心を動かす魔法の話し方【シンプルに有益】

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あらすじ
VIP担当だけが知っている「ほんとうに伝わる」話し方!仕事相手や会社の上司、ご近所の方、友人や家族でも「言いにくいこと」を言わなければならない場合があります。そんなときどう言えば、誰もイヤな気持ちにさせず、自分の期待通りに動いてもらえるでしょうか?その難題へのヒントが本書には詰め込まれています。政治家や皇室などもアテンドし、人財育成部門で5000人以上のCAを育成したCA界のトップである著者が、ANAのVIP担当に代々伝わる秘伝をついに公開。きちんと伝わりスッキリ解決、しかも好感度も上がる魔法の話し方がこの1冊で身につきます。

ということで読み終わりました「ANA のVIP担当者に代々伝わる心を動かす魔法の話し方」。早速ですが書評を含め、紹介していきます!

読了!「ANA のVIP担当者に代々伝わる心を動かす魔法の話し方」

結論から言うと、対人コミュニケーションにおける多岐にわたる解決策(話し方)がシンプルにまとまっています。文庫本サイズなのも◎ですね。いつでもサッと見返せます。

職場や学校などで「苦手なんだけど話をする必要がある」「言いにくいことがある場合に相手を不快にさせずに対処したい」など、コミュニケーションにおいて悩みを抱える方にとって非常に有効な手段(発言)がまとまった本です。コミュニケーションで迷うときにどんな発言をすべきなのかがまとまっており、すぐに取り入れることができます。なぜなら、1つのシチュエーションに対するキラーワードがシンプルに紹介されていて、こんな状況の場合はこう話してしてください、と分かりやすくまとまっています。場面ごとにコンパクトに対処法がまとまっているので、この本の内容は非常に行動にうつしやすいという良さがあります。

私は著者である加藤アカネさんの講演も聞いた上で本書を読み、深く理解させて頂きました。実際に紹介されているシチュエーションは、一般的な会社内や学校内でも起こりうる事例が多くあり、非常に納得感のある内容だったので紹介していきます。

本書の基本骨子


著者である加藤アカネさんは、ANAに29年在籍する中で様々な経験を積み重ね「伝説のCA」と呼ばれる方です。CAという職業自体、高いレベルでのおもてなしの精神や周囲への気遣いが求められる仕事にも関わらず、その中でも「伝説」と呼ばれるなんてすごいですよね。上記の通り、私は加藤さんにも実際お会いしてお話したこともあるのですが「人との接点」をとても大切にされる品格ある方でした。そんな加藤さんでもANA時代には失敗も含めたたくさんのご経験をされていて、加藤さんの目線で様々な経験から見える対処法(話し方)がまとめられているのが本書最大の特徴です。

心を動かす魔法の話し方|ラインナップ(お品書き)

<気不味いお願いをするときの魔法>
 1.反対意見の人に、一言も言わずに主張を通す
 2.会議中、自分の意見を言わずに思い通りの結論に導く
 3.責任を取りたくない上司を、説得させずにその気にさせる
 4.言っていることとやっていることの違う上司を、指摘をせずに反省させる
 5.長い話を不快にさせずに終わらせる
 6.話の弾まない相手がたった一言で気持ちよく話だす
 7. 怒っている人に、正論を言わずになだめる
 8.騒ぐ人を、注意しないで静かにさせる
<「双方」をまるくおさめる時の魔法>
 9.泣き叫ぶ赤ちゃんとクレームをつけるおじさん、どちらも立ててまるくおさめる
 10.関係がこじれている2人を、どちらも悪く言わずになだめる
 11.意見の違う部下Aと部下B、やる気を削がず仕事をさせる
 12.和やかグループとピリピリグループ、双方気まづくさせずに、職場に締まった雰囲気を取り戻す
 13.上司Aと上司B、どちらも立てて思い通りに動かす
 14.間違っている上司と的確な上司、どちらも立てて仕事を進める
 15.多数派と少数派、どちらにもファンになってもらう
<「優劣」をつけなくてはいけないときの魔法>
 16.お客様Aとお客様B、どちらも立ててまるくおさめる
 17.先約をしている人に「別の約束が入ってしまった」と角を立てずに断る
 18.部下Aと部下B、昇進しなかった方を落ち込まずにやる気にさせる
 19.意見Aと意見B、一方を傷付けずにもう一方を採用する
 20.部下と他部署が対立、えこひいきせずに部下を守る
 21.劣をつけた相手に、後日、なんと言ってやる気にさせるか?

興味深いラインナップじゃないですか?この中で、皆さんが悩んでいる項目があれば読む価値はあります。しかも各項目に対して5〜10ページに対処法がまとまっているので、簡単に読むことができます。しかも先に失敗談(NGワード)で解説しながら、この場面で失敗しないためにはどうしたら良かったでしょうか?と読者とリズムを合わせる形で書かれているので、非常に読みやすい構成ととなっています。

おもしろポイント|一部ネタバレあり

上記のラインナップの中で、私が早速活かしている内容を少しご紹介します。ここから先は本編に触れる内容となるので、ご注意ください。自分の読んで学びたい、という方はここは飛ばしてください。

長い話を不快にさせずに終わらせる

・もうすぐ会議始まっちゃうのにな〜
・人を待たせているときに限って話しかけられる…
・こんなときに限って無視できない相手からの電話が…

これ、私の日常によくあることで、もの凄く参考になりました。仕事柄、目上の方を相手にすることが多く、話が長くて」方が多くてたまに困っていました。ですので、早速活用させてもらっています。

ここで得たテクニックは「話を早送り」することです。相手が話したいことはストーリーの「オチ」を言いたいので、その過程を質問で飛ばしていくという内容でした。具体的な質問の仕方も書かれていましたので、早速活用しています。私の場合、月曜の午前は土日の起こったことなどの話をしてくれる方がいるのですが、ぶっちゃけ週明けはバタつくことも多いので、めちゃくちゃ有効活用させていただいています(笑)。

和やかグループとピリピリグループ、双方気まづくさせずに、職場に締まった雰囲気を取り戻す

私の職場でもそうですが、ワンフロアを見渡すと、隣の部署や、部署内でも班が違うだけで結構雰囲気が違ったりしますよね。仕事も違うので電話が多くなるところ、メールでの対応がメインになるところ、様々です。そんなときに発生するのが「ガヤガヤ」と「黙々」の集団です。どちらもある目標に向けて仕事をしているのは間違いないのですが、あなたが「黙々」チームで管理職をしていた場合、すぐ隣でガヤガヤチームが賑かな雰囲気で打ち合わせしながら仕事をしていた場合、どう対処しますか?「黙々」側のパフォーマンスにも影響しますし、モチベーションにも影響するので無視もできません。

ここでやってしまいがちなのが、ガヤガヤチームの方に「静かにしてもらって良い?」とストレートに言ってしまうことです。

相手方も遊んでいるわけではないので、納得感がないし、今後の関係性に響きますよね。ここでの対処法として意外だったのが、相手ではなく、身内に向けて発信する一言で状況を変えるということでした。同じ状況はないですが、声の通る方がずっと話をしているときに、その人以外の方に向けて一言声をかけて試してみたところ、ピタッとおさまりました。面白いくらいすんなりいったので笑いそうになりました(笑)。

部下Aと部下B、昇進しなかった方を落ち込まずにやる気にさせる

これは私の年代(30代)くらいから起こることで、昇進のタイミングが早い社員と、そうでない社員とで分かれます。客観的にみると、単純な実力差ではなく、在籍している部署の状況や運の要素が強かったりすることはわかるのですが、当人からしたらプライドが傷つきますよね。特に同世代の男性同士だと片方がモヤモヤ(当然昇進しなかった方)を抱えたまま業務に取り組み、夜は居酒屋で愚痴を言うなんていうシチュエーションは少なくないです。これをみて、すごく思ったのが「世の管理職」はこれを腹落ちさせて部下をコミュニケーションを取るべきだと心底感じました。これを実行できるかどうかで部下のパフォーマンスは確実に変わります。なぜならこれを読んでいる私は管理職ではないため、部下の気持ちに一番近く、強く共感することができました。

その内容とは…気になったら読んでみてください。すごく理に適った流れのコミュニケーションでした。

まとめ

今回は私が読んだ「心を動かす魔法の話し方」についてご紹介しました。コミュニケーションに悩みを持っている方、以前、発言の選択肢を間違えて失敗してしまった経験のある方など、幅広い方に役に立つ内容かと思います。

最後にまとめとして本書をオススメする理由をまとめます。

・コミュニケーションにおける嫌な場面を乗り切るスキルが身につく
・繰り返し見返せるように、各項目がコンパクトにまとまっている
・老若男女活用できる内容(コミュ障の私が活用できました)

1〜2日でさらっと読めます。ご興味がある方は是非手にとってみてください。

著者:加藤アカネ。「伝説のCA」と呼ばれ、政治家や皇室などもアテンドし、人財育成部門で5000人以上のCAを育成した著者が、ANAのVIP担当に代々伝わる秘伝をついに公開。きちんと伝わりすっきり解決、しかも好感度も上がる魔法の話し方がこの1冊で身につきます。
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外資系の生命保険会社に総合職として務める30代会社員です。 「生命保険|読書|タイ旅行(主にひとり旅)|ブログ」が好きなアラサーサラリーマンです。 たまに転勤がありつつ、仕事に忙殺されながらも自由に発信できるブログが好きで生命保険ネタを中心に発信しています。 「中立の立場から役立つ情報」をモットーに書いています。